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エージェント・作品紹介

【企画要項】
 出版社、編集者の方へ
  ―当会プロデューサーが紹介可能な作品― 
  著者名 杉本  冴子 さん(女性)

タイトル 『地球は私の遊び場
       ―70代おばさん、ひとりで70カ国踏破!―

 ジャンル  エッセイ・旅行記(400字詰め原稿用紙 約280枚)

作者プロフィール 

1949年、東京生まれ。70歳を迎えた年、「世界70カ国をひとりで旅する」という長年の夢を、ついに実行に移した。英語は片言、体力にも自信はない。それでも「今やらなければ、一生できない」と覚悟を決め、航空券を手配し、バックパックひとつで飛び出した。
訪れたのは、ヨーロッパ、アジア、中東、南米、そしてアフリカを含む70カ国。
とりわけ印象深いのは、スーダンとエチオピアの国境近く、アルリカの集落で過ごした2日間。現地の女性たちと歌を交わし、火を囲んで語り合ったその時間を、「人生で最も豊かなひととき」と振り返る。
――知らない土地でも、誰かが必ず笑ってくれる。
それが、旅の中で出会った、いちばん大きな贈りものだった。

梗概書

20代で夢見た世界一周。
30代で結婚、40代で子育て、50代で介護、60代で看取り――人生の義務をすべて終えた70歳のある日、「今ならやれるかも」と、70カ国一人旅に出た。

見知らぬバスターミナルで野宿した夜、アルゼンチンのタンゴバーで声をかけてくれた青年、ケニアで体調を崩したときに一緒にいてくれた宿のスタッフ。道に迷ったことも、詐欺に遭いかけたことも、すべてが人生の「スパイス」になっていく。

本書は、ただの紀行文ではない。
その土地の空気を肌で感じ、言葉にならない不安や感動を、ひとつひとつ噛みしめるように綴られた「魂の旅の記録」である。

企画の意図

この本が伝えたいのは、「旅」の素晴らしさではない。
年齢や境遇を理由に、自分の人生から可能性を消してしまわないでほしい。
そう訴えかける一冊である。

70代という年齢を、“制限”ではなく“解放”として捉える作者のまなざしは、読む人に不思議な力を与える。
読者は彼女の旅を追体験しながら、「じゃあ私も、今からでも遅くないかもしれない」と思えるだろう。

読者ターゲット

・50代〜70代の女性読者(特に定年後・子育て後の世代)
・旅・異文化・人生エッセイに興味のある読書層
・一人旅、またはこれから旅をしたいと思っている中高年層
・冒険心や人生の再出発に憧れる40代〜70代の男性層にも広がりがある

A文学会から一言

この一冊には、風の音も、砂の匂いも、現地の人々のまなざしも――旅の記憶のすべてが、ページのすき間に静かに息づいている。
「70代で70カ国をひとり旅」――言葉にすれば、たしかに冒険譚だ。けれど本書が描いているのは、それをはるかに超えた「人生の再出発」である。

チュニジアの迷路のような旧市街では地元の少女に手を引かれ、ボリビアの高地では空気の薄さに苦しみながらもアンデスの風を感じた。エチオピア北部の小さな村では、現地の女性たちと土をこね、歌い合い、笑い合った。そこに言葉は要らなかった。ただ、通じ合う時間があった。
ときに体調を崩し、孤独に涙した夜もあったが、それでも「また行きたい」と思える世界が、そこにはあった。

作者が旅の中で見つけたもの――それは、自分の中にまだ知らない“未来”があるということ。そして、人生にはいくつになっても「今から」があるということ。

派手さではなく、ひたむきなまなざしと、静かな覚悟で綴られたこの記録は、読み手の心にも確かな火を灯すだろう。
ページを閉じたとき、もう一度自分の人生の旅に出たくなる。

――これは、読む人の背中をそっと押す、“人生の旅支度”のような一冊である。

ご紹介可能な有効期限

 2025年12月27日

より詳細な情報をご希望の方は、下記メールまでお問い合わせください。

info@abungakukai.com    A文学会( 国内企画担当 )
〒105-0013 東京都港区浜松町2-2-15-2F
TEL 050-3333-9380(IP電話・FAX)

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