エージェント・作品紹介
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―当会プロデューサーが紹介可能な作品―
著者名 津田 絢 さん (女性)
タイトル 『真理奈の壷』
ジャンル 小説 (400字詰め原稿用紙237枚)
作者プロフィール
1943年生まれ出身地:東京都 |
梗概書
第1章 夢幻のうちに
第2章 園の人々 第3章 夕暮れから
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企画の意図
科学の進歩で人々の暮らしは豊かに便利になったが、反面多くの歪みが生じているのも事実。また多様な情報の中で利便性や、見栄えのよい流行に惑わされ、何を信じて何を選ぶのかに迷い、自分のゆく道を失っている人も多い。そのような社会の中で、若者たちが試行錯誤を重ねながらも自分の足元を見直し、そこに多くの未来が広がっていることに気づき、安心と繁栄の中で人生を実らせて行くことを願い執筆した。
程度の差があっても、誰もが経験し、気になる神秘をとりあげた。自然が多く残された都会の公園を主な舞台にしたのは、そこに集う人々の暮らしに触れることで、主人公に自分の足元を見つめ直し、新しい価値観を見出してほしかったから。自然と人間の融合をテーマにした。
宗像大社が世界遺産に登録されるかもしれないという話もあり、話題性がある。
読者ターゲット
10代後半か20代の若者
A文学会から一言
仕事に自信を失って退職した真理奈は、その後定職に就けずにいた。家族に「引きこもり」と心配されながら日々を送る彼女は、やがて不可解な夢に悩まされるようになる。繰り返し夢に登場するあの場所はどこなのか。胸をぎゅっと絞られる不安の原因は何なのだろう。
人生とは実のところ、前進と後退、期待と失望、興奮とまどろみ、リアルと幻想が複雑に入り混じった多面体である。それがどんなに平凡に見える人生であってもである。人は一瞬一瞬、日記には書き残せないような時を過ごして年を経ていく。そのことに気づいてあてどない探索を休んだとき、真理奈の目に、自分が知らず知らず築いてきたものの価値がはっきりと見えてくる。舞台が徒歩圏内から飛躍的に遠方に移った際、ふいに転がりこんでくる回答の、なんと色鮮やかなことだろう。
この時代、誰もが感じるであろう「漠とした不安」の正体に誠実に迫り、ひとりの女性の再生を描いた物語である。
ご紹介可能な有効期限
2024年12月27日
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info@abungakukai.com A文学会 ( 国内企画担当 )
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