エージェント・作品紹介 | A文学会

トップページ > エージェント・作品紹介

エージェント・作品紹介

icon_ZZ032_059 [Converted]【企画要項】
 出版社、編集者の方へ
   ―当会プロデューサーが紹介可能な作品― 
  著者名 津田 絢 さん (女性)

 タイトル 『真理奈の壷』
  ジャンル 小説 (400字詰め原稿用紙237枚)

作者プロフィール

Pegasus1943年生まれ出身地:東京都
結婚後2児をも受けたが離婚
雑誌「婦人公論」、毎日新聞、他数々の媒体に投稿しての掲載実績あり
                                        

梗概書

第1章  夢幻のうちに 

第2章  園の人々

第3章  夕暮れから 


 主人公の真里奈は、10年勤めた会社を辞めた。しばらくすると、2日続いて正夢を見た。それからはとり付かれたように毎晩おかしな夢に悩まされた。眠れない日々が続き、引きこもりに陥っていいた。


 そんな日々が、幼い頃の友、ミエナイちゃんの出現によって少しずつ変わる。今まで無縁だった神についての対話。にわかには信じられなかったものの、出かける勇気を得る。近所の公園で、絵描き、探鳥家、散歩する人々に触れ、素朴に楽しみ、豊かに生きている人が多くいることに気づき、会社勤めの頃とは違った価値観を見出した。家族や友人に助けられ、夢分析の専門家を訪ねるようになった真里奈。今まで無意識に埋もれていた自分を探求し、少しずつ意識化するようになっていく。そして夢に時々現れる父方の祖母のことを良く知りたいとの思いから、両親の墓参りに福岡まで同行し、祖母の生家を訪ねた。祖母の生まれた集落は、宗像海人族と呼ばれる渡来人の末裔が住むと言われていた。


 玄界灘を見下ろす祖母の生家に立った時、この部屋が、いつか夢の中で見つけた、子どもの頃住んでいた家に実際にあるはずもない謎の部屋なのだとわかった。また、祖母から真理奈に贈られた壺と同じ物が、この家にも伝わっていた。自分の血脈を知り、祖先が渡ってきた海を見下ろし、海人族伝説に感動を覚える真里奈。新たな出発への揺るぎない礎となった。

企画の意図

 科学の進歩で人々の暮らしは豊かに便利になったが、反面多くの歪みが生じているのも事実。また多様な情報の中で利便性や、見栄えのよい流行に惑わされ、何を信じて何を選ぶのかに迷い、自分のゆく道を失っている人も多い。そのような社会の中で、若者たちが試行錯誤を重ねながらも自分の足元を見直し、そこに多くの未来が広がっていることに気づき、安心と繁栄の中で人生を実らせて行くことを願い執筆した。

 

 程度の差があっても、誰もが経験し、気になる神秘をとりあげた。自然が多く残された都会の公園を主な舞台にしたのは、そこに集う人々の暮らしに触れることで、主人公に自分の足元を見つめ直し、新しい価値観を見出してほしかったから。自然と人間の融合をテーマにした。

 

宗像大社が世界遺産に登録されるかもしれないという話もあり、話題性がある。

読者ターゲット

10代後半か20代の若者

A文学会から一言

 仕事に自信を失って退職した真理奈は、その後定職に就けずにいた。家族に「引きこもり」と心配されながら日々を送る彼女は、やがて不可解な夢に悩まされるようになる。繰り返し夢に登場するあの場所はどこなのか。胸をぎゅっと絞られる不安の原因は何なのだろう。

 人生とは実のところ、前進と後退、期待と失望、興奮とまどろみ、リアルと幻想が複雑に入り混じった多面体である。それがどんなに平凡に見える人生であってもである。人は一瞬一瞬、日記には書き残せないような時を過ごして年を経ていく。そのことに気づいてあてどない探索を休んだとき、真理奈の目に、自分が知らず知らず築いてきたものの価値がはっきりと見えてくる。舞台が徒歩圏内から飛躍的に遠方に移った際、ふいに転がりこんでくる回答の、なんと色鮮やかなことだろう。

 この時代、誰もが感じるであろう「漠とした不安」の正体に誠実に迫り、ひとりの女性の再生を描いた物語である。
 

ご紹介可能な有効期限

2024年12月27日

より詳細な情報をご希望の方は、下記メールまでお問い合わせください。

info@abungakukai.com   A文学会 ( 国内企画担当 )
〒105-0013 東京都港区浜松町2-2-15-2F
TEL 050-3333-9380(IP電話・FAX)

《エージェント・作品紹介》トップへ戻る


リンク

エージェントインタビュー
講談社BOOK倶楽部