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成功実績
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―当会のプロデューサーが担当した作品の事例―
東北在住の主婦Aさんの場合
普通の主婦がはじめて出版したエッセイが、
テレビの人気番組で再現ドラマ化され、
刊行後増刷第4刷へ。
―当会のプロデューサーが担当した作品の事例―
東北在住の主婦Aさんの場合
普通の主婦がはじめて出版したエッセイが、
テレビの人気番組で再現ドラマ化され、
刊行後増刷第4刷へ。
出版事例 ―当会のプロデューサーが担当した作品例―
◆Aさん(30代女性・主婦・東北在住)
ある病いの発症による苦悩と葛藤から、現在もその病いと共に前向きに生きる半生を綴ったエッセイ(ドキュメンタリー)を執筆。
※400字詰め原稿用紙換算で約50枚の部分原稿にてスタート
- ①原稿添削1回目/講評→書きたい文章から、わかりやすい文章へ
(文字校正、文法・出版業界の表記上の基本ルールを重点的にアドバイス) - ②原稿添削2回目/講評→わかりやすい文章から、読みたくなる文章へ
(構成、レトリック、文章リズムの提案) - ③原稿添削3回目/講評→「原稿」から、本になる「作品」へ
(売れる本にするためのタイトル及び見出しなどの提案) - ④最終講評→①~③の添削を経て推敲された全原稿を通読し、
最終文字校正と「商品」としての価値を意識したアドバイス→(出版へ)
担当プロデューサー(以下、担当者)の初見の感想
病と戦いながら歩んできた半生を、当時の少々ゆがんだ内面にもしっかりと目を向けて振り返ろうとする姿勢に、好感を持つ。
また、当時の病状を鮮明に再現する記憶力、家族や親友との葛藤を伝える表現力、女性ならではの繊細な心を映す描写力に感銘を受ける。
その反面、基本的な文章作法が徹底しておらず、読ませるための文章としては、まだまだ荒削りであった。
さらに、闘病記にありがちな「自身の感情が前面に出過ぎて、ともすると読み手が置き去りにされる」箇所も散見された。
医学的な客観性を追記するなど、全体的な構成に対する提案も必要との印象を持つ。
また、当時の病状を鮮明に再現する記憶力、家族や親友との葛藤を伝える表現力、女性ならではの繊細な心を映す描写力に感銘を受ける。
その反面、基本的な文章作法が徹底しておらず、読ませるための文章としては、まだまだ荒削りであった。
さらに、闘病記にありがちな「自身の感情が前面に出過ぎて、ともすると読み手が置き去りにされる」箇所も散見された。
医学的な客観性を追記するなど、全体的な構成に対する提案も必要との印象を持つ。
Aさんへのアドバイス(一部抜粋)
①原稿添削1回目(400字×約50枚)/講評→書きたい文章から、わかりやすい文章へ
(校正、文法、出版業界の表記上の基本ルールのアドバイス)
○「他人に理解されにくい病気のことを知ってほしい」「現在、苦しんでいる人をいたわってほしい」「自身の内面をさらけ出すことで、同じような体験で悩んでいる人を支えたい」、という著者のメッセージが充分すぎるほど伝わってきました。
○ただし「書きたい」「伝えたい」との思いが先行しすぎて一文が長くなり、わかりづらくなっている箇所がいくつかありました。また、文体の不統一や時制の不一致、重複表現など、基本的な文章作法がおざなりにされている箇所も散見しました。
他人に読ませる(読みたいと思わせる)文章にするには、テーマや内容の魅力以前に「読みやすい文章」「わかりやすい文章」であることが大前提です。
初回の添削である今回は、上記に特に重点を置きました。
○一般論になりますが、エッセイを発表する場合「悪口」「自慢話」「持論の展開」は諸刃の剣です。それが“味”になる場合もありますが、たとえ身内の話でも、過ぎたるは及ばざるが如しです。
今後、自身で読みなおしたときに感情を強く表し過ぎたかなと思われたら、読み手の視点(配慮)を意識するよう、心掛けてください。
○本作のように闘病が大きなテーマであるエッセイ(ドキュメンタリー)を執筆する場合、患者や家族の感情だけでなく、治療法や健康管理法など医療面の情報の正確さが求められます(罹患時から時間が経っている場合は、現在とは治療法が異なっている事もあり、特に注意が必要です)。当時の記録(お薬手帳など)を再確認しながら、正確さに留意しましょう。
○ただし「書きたい」「伝えたい」との思いが先行しすぎて一文が長くなり、わかりづらくなっている箇所がいくつかありました。また、文体の不統一や時制の不一致、重複表現など、基本的な文章作法がおざなりにされている箇所も散見しました。
他人に読ませる(読みたいと思わせる)文章にするには、テーマや内容の魅力以前に「読みやすい文章」「わかりやすい文章」であることが大前提です。
初回の添削である今回は、上記に特に重点を置きました。
○一般論になりますが、エッセイを発表する場合「悪口」「自慢話」「持論の展開」は諸刃の剣です。それが“味”になる場合もありますが、たとえ身内の話でも、過ぎたるは及ばざるが如しです。
今後、自身で読みなおしたときに感情を強く表し過ぎたかなと思われたら、読み手の視点(配慮)を意識するよう、心掛けてください。
○本作のように闘病が大きなテーマであるエッセイ(ドキュメンタリー)を執筆する場合、患者や家族の感情だけでなく、治療法や健康管理法など医療面の情報の正確さが求められます(罹患時から時間が経っている場合は、現在とは治療法が異なっている事もあり、特に注意が必要です)。当時の記録(お薬手帳など)を再確認しながら、正確さに留意しましょう。
②原稿添削2回目(400字×約60枚)/講評→わかりやすい文章から読みたくなる文章へ(構成、レトリック、文章リズムの提案)
○前回より、章ごとの伝えたいメッセージが明確になり、読み手が共感しやすい構成になってきました。
○文章の長さや改行などにも、読み手に対する配慮が感じられ、各段に読みやすくなりました。ただ読み物としては、あと少し手直しが必要です。一例ですが、普段の若者の話し言葉をそのまま文字にされている箇所があります。コラムなどの短い文章ならば、それもオリジナリティであり、面白いと思う読者も多いと思いますが、患者自身や家族という、幅広い年齢層を読者として想定しているならば、やはり「話し言葉」と「書き言葉」はメリハリをつけ、分けて考えてみてはいかがでしょうか。
○自身にとっては鮮烈なエピソードであっても、その文章を挟むことで回りくどくなり、メッセージがストレートに伝わらなくなることもあります。せっかく一度書いたものを削るのは断腸の思いかもしれませんが、自身の半生を勇気をもって振りかえり、正直な気持ちで綴っている大切なメッセージですから、より伝わりやすい形に整えましょう。
○次回は、作品の終盤を意識しながらの執筆になると思います。実際に書籍化された際、読者は、少し回復してはまた悪化する現状から、どうやって精神的な強さや前向きさを勝ち得ていったのかに強く興味を持つところでしょう。その気持ちに応えてくれる、力量のある方と拝察します。前回もお伝えしたように、感情だけが先走ることなく、病への理解と医学的な啓蒙という視点(Aさんの執筆動機と目的)を忘れることなく、書き進められることを期待しています。
○文章の長さや改行などにも、読み手に対する配慮が感じられ、各段に読みやすくなりました。ただ読み物としては、あと少し手直しが必要です。一例ですが、普段の若者の話し言葉をそのまま文字にされている箇所があります。コラムなどの短い文章ならば、それもオリジナリティであり、面白いと思う読者も多いと思いますが、患者自身や家族という、幅広い年齢層を読者として想定しているならば、やはり「話し言葉」と「書き言葉」はメリハリをつけ、分けて考えてみてはいかがでしょうか。
○自身にとっては鮮烈なエピソードであっても、その文章を挟むことで回りくどくなり、メッセージがストレートに伝わらなくなることもあります。せっかく一度書いたものを削るのは断腸の思いかもしれませんが、自身の半生を勇気をもって振りかえり、正直な気持ちで綴っている大切なメッセージですから、より伝わりやすい形に整えましょう。
○次回は、作品の終盤を意識しながらの執筆になると思います。実際に書籍化された際、読者は、少し回復してはまた悪化する現状から、どうやって精神的な強さや前向きさを勝ち得ていったのかに強く興味を持つところでしょう。その気持ちに応えてくれる、力量のある方と拝察します。前回もお伝えしたように、感情だけが先走ることなく、病への理解と医学的な啓蒙という視点(Aさんの執筆動機と目的)を忘れることなく、書き進められることを期待しています。
③原稿添削3回目(400字×約50枚)/講評→「原稿」から、「本」になる「作品」へ
(売れる本にするためのタイトル及び見出しなどの提案)
○原稿としての完成度は各段に高まってきました
○現在、「仮題」として付けられているタイトルや各章の見出しは、率直に申し上げて大変平凡で、書店店頭に並んだ際、消費者の関心を引き付けるものとは言えません。内容を端的に表すのは難しいかもしれませんが、例えば病気の特徴ともいうべき数字を挙げるなど、少しキャッチ―に思えるものも含め、納得のいくまでできるだけ多くの候補を考えてみてください。
○前書き・あとがきの文字数が不十分です。読者をイメージしながら書きましょう。
○次回は全体を通しての最後の校正と講評になります。誤字・脱字が多い出版物は、内容の信ぴょう性・信頼感・共感も弱くなります。現段階では、推敲に「やりすぎ」ということはないと考え、ご自身でも繰り返し読みなおしてください。
○現在、「仮題」として付けられているタイトルや各章の見出しは、率直に申し上げて大変平凡で、書店店頭に並んだ際、消費者の関心を引き付けるものとは言えません。内容を端的に表すのは難しいかもしれませんが、例えば病気の特徴ともいうべき数字を挙げるなど、少しキャッチ―に思えるものも含め、納得のいくまでできるだけ多くの候補を考えてみてください。
○前書き・あとがきの文字数が不十分です。読者をイメージしながら書きましょう。
○次回は全体を通しての最後の校正と講評になります。誤字・脱字が多い出版物は、内容の信ぴょう性・信頼感・共感も弱くなります。現段階では、推敲に「やりすぎ」ということはないと考え、ご自身でも繰り返し読みなおしてください。
④最終講評→①~③の添削を経て推敲された全原稿を通読し、
最終文字校正と「商品」としての価値を意識したアドバイス→(出版へ)
○終盤からラストにかけて、体験者ならではの赤裸々な告白が読む者の胸を打ち、涙腺を緩ます場面がいくつもありました。特に、どこにも持って行き場のないやりきれない感情(虚しさや怒り)を家族・友人・医師らにぶつけていた状況から、周囲が差し伸べる手の温かさに気付き、感謝と慈しみへと変わっていくさまは、非常に感動的でした。
○全編を通して、闘病記という枠を超えて、作者が病を通して人間的に成長していく姿を、深い共感を持って読むことができるまとまりのある作品に仕上がっています。
○あとがきで、現在も後遺症を含めて病と闘いながらも幸せな結婚生活を送っている様子、理解あるパートナーとのほのぼのとした会話が披露され、ホッとすると同時に読後が非常に爽快なものなりました。同じように、同病で悩む方々にも希望をもたらすものと拝察します。
○全編を通して、闘病記という枠を超えて、作者が病を通して人間的に成長していく姿を、深い共感を持って読むことができるまとまりのある作品に仕上がっています。
○あとがきで、現在も後遺症を含めて病と闘いながらも幸せな結婚生活を送っている様子、理解あるパートナーとのほのぼのとした会話が披露され、ホッとすると同時に読後が非常に爽快なものなりました。同じように、同病で悩む方々にも希望をもたらすものと拝察します。
事例の詳細・その他の事例について
A文学会では、出版社(版元)との取り決め(顧問契約等)に基づき、事例の書籍タイトルや出版社名の公表が行えません。今回の成功実績として掲載している内容は、過去に当会プロデューサーが某出版社より作品の添削【構成・校正・校閲・文章作法の添削・講評】等を作者に伝える【作家養成】の仕事を請け負ったケースです。
このほかに、著名人(企業経営者や医師等)の著作品を、編集プロダクションやライターの協力を経て出版する等の実績もあります。
※詳しい実績、事例を知りたい方には、口頭でのみ可能な範囲でお話しできますので、無料相談の際におたずねください。