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エージェント・作品紹介9

pixta_%e3%82%a8%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%83%b3%e3%83%889 【企画要項】
 出版社、編集者の方へ
―当会プロデューサーが紹介可能な作品― 
著者名 ふみの みさき  さん (女性)

タイトル 『ぷりか・トキオ』
 ジャンル  ファンタジー小説 (400字詰め原稿用紙183枚)
                  

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作者プロフィール

著書 %e6%9d%be%e4%ba%95%e3%81%95%e3%82%93%e8%91%97%e6%9b%b8
2009年
ピアノの森で&花園屋敷の魔法使い』  童話集(共著) 
 goodbook 出版より刊行

賞応募歴

アンデルセンのメルヘン大賞 過去数回
新潮新人賞 2015年に「ぷりか」を応募

《目標としている作家・好きな作家》  
いしいしんじさん、梨木果歩さん

梗概書

『ぷりか』
 空き家の庭で夕方の時間を過ごすことを楽しみにしている「私」が、夏の夕方に空き家の元の住人である小学生の「はるか」と出会う。はるかはいなくなった犬の「ぷりか」探しに一人で来ていたが見つからず一人家の中で待つつもりでいた。ぷりかがみつかるまで帰らないと言い張るはるかに付き合って、私は電気も水もとおらない家に泊まろうとするが、「ママ」がはるかを連れ戻しにやってくる。帰ろうとしないはるかにママは怒るが、二人の前にぷりかの幻が現れる。ぷりかの死を受け入れるために、親子はぷりかのお葬式に私を誘う。

『トキオ』
1章:「ゆり」とゆりにしか見えない男の子「トキオ」がゆりの子供時代から大人になるまでの時間を交互に語る。中学生のゆりは、トキオのために初恋をあきらめ、友人との間に距離をとるが、ゆりが大人になるにつれて二人の距離はひらいていく。老人ホームで働き出し、同僚の「西村君」や入所者の「畑野さん」との出会いを通してゆりはいつの間にかトキオの存在を窮屈に感じ始める。そのことに気が付いたトキオはゆりをおいて部屋を出ていく。

2章:取り残されたゆりは、トキオを探し求める。ホームの新しい入所者である「深雪さん」の娘の差し入れの花言葉に勇気づけられ、先輩や友人との絆を通して、ゆりはトキオのいない世界を受け入れていく。ラストは西村君の結婚式の日、気難しい深雪さんとの会話がゆりの世界をひらく。     

企画の意図

執筆の理由
『ぷりか』は母親の存在と自分がいつか母親になる可能性、『トキオ』は子供時代の自分だけの世界と大人になって外とつながる世界、その二つの間の距離について書きました。

売れる要素として
・大人になる過程で乗り越えたり置いて来たりしたことを祝福して、旅立つ物語であること
・ハッピーエンドであること
・ストーリーが簡潔であること
・短時間で読み切れること
・言葉がシンプルであること

読者ターゲット

 20代後半~40代前半の女性

A文学会から一言

 『ぷりか』は、怪談を思わせるいっぷう変わった状況での、見知らぬ母娘との通りすがりの関わりを、鮮やかな映像の中に凝縮させた作品だ。浮かび上がってくるのは、普通の生活の中で、人を致命的に傷つけかねない要素がどれだけあるかということである。人はその地雷を、多分に運を頼りに避けていかなくてはならないし、うっかり踏んで傷を負ったとしても、他人からはその傷痕がなかなか見えないのだ。親子がお互いに優しい心を抱き合いながら、払拭できない孤独の描写がすばらしい。

 『トキオ』は、個人の尊厳をより重層的に描くことに成功した作品だ。地雷の多い生活をしのいでいくために、人が頼りにするものがどれだけささやかなことか。目に見えないほどささやかかもしれない。だが見えなくなるほどに切実さは増していく。淡々として執拗な寂しさの描写は、ずしんとくるが、不思議に現代人を落ち着かせてくれる。

 いずれの作品も、安易に前向きな結論を出してはいない。だからこそ、共有できる確かな同時代性を感じさせてくれる。

ご紹介可能な有効期限

2017年11月30日

より詳細な情報をご希望の方は、下記メールまでお問い合わせください。

info@abungakukai.com   A文学会 ( 国内企画担当 )
〒105-0013 東京都港区浜松町2-2-15-2F
TEL 050-3414-4568(IP電話・FAX)

 

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