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エージェント・作品紹介5

3D white people. Reading a book. Learning concept【企画要項】
出版社、編集者の方へ    
―当会プロデューサーが紹介可能な作品―     
著者名 杜 正吾  さん (男性)    

タイトル 『杜正吾の生活と意見』   
ジャンル 小説 (400字詰め原稿用紙約150枚)   

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作者プロフィール

inkwell pen paper1969年生まれ出身地:大阪府
1994年 東京理科大学理工学部卒業
勤務先はハイレベルな町工場。

これほど恵まれているのに大企業と何か噛み合わない

梗概書

ネット社会となり真の作家の姿と人生が埋没していくような気がしています。新感覚的要素のみが強調されてきた横光利一の実像を端緒に、当時の作家の高貴にふれ、憧憬し、心を癒されながら書き続けてきました。

 

自分は小説を書く時、親しい人を巻き込むことがあります。自ら一族心中型と名付けて戒めてきました。愛情表現のつもりなのですが、思慮が浅く個性的な文章になってしまいました。日輪をもってデビューした横光利一も愛国心の深さ故彼のような壮大な物語を構想したのでしょう。一億玉砕型と勘付いた時、笑いが込み上げ気持が和らいできました。

 

伊藤整の包容力、川端康成の思いやり、これらを思う時、自分の未熟を知りました。精神的病の快癒の過程より理解が深まった事が多く、其の感動から様々な想念が生まれました。

同じ病を持つ人や文学者を愛する人々に、一日も早く読んで欲しい気持ちで一杯です。

企画の意図

心の病と向かい合い、対症療法ではなく対因療法としての執筆から生まれた作品。抗精神薬或いは精神薬が作品と置き代わっていくような形で連作が完成しました。
一族との絆は何処に有ってもいい事、或いは他人の其れに干渉してはならない事を悟った時、心の病から解放され生まれた意欲作。

読者ターゲット

文学全般や文学者の生い立ちに興味を持つ方

A文学会から一言

 去る6月、文部科学省が国立大学の学部について、改組推進の通知を出した。極度にお役所的な文章を身もふたもなく要約するなら、「これから学生数も少なくなるわけだし、たとえば教員免状に結びつかない教育学部とか、なくしていかざるをえないよね。もしかしたら人文科学系もね」といった内容である。

 当然、「文系軽視だ」という反発が起こり、通知は英訳されて海外にまで広まった。「日本はそのうち人文科学系の国立大学がなくなるのか」と騒ぎになるに至り、国側も「それは誤解、誤解だって」と火消しに慌て始めている現状である。実のところ国の本音は那辺にあるのだろう、という議論はおいておく。

 本作は、上記の文科省通知に対して、一言も反論はしていないにせよ、痛切な回答のひとつではないだろうか。作者は間違いなく、高度に知性的。受信も発信も人並み以上にできる。勤務先はハイレベルな町工場。これほど恵まれているのに、大企業とは何かかみ合わない。身につけた教育と経験が、手ですくった水のようにこぼれていくさまを、作者は隠さない。「役に立つ教育」と「役に立たない教育」の線引きをできる者など、実はひとりもいないのである。

「個性的な文章」という表現もむなしくなる昨今の状況で、本作はそれでも個性的。作者は現代の世のアンチヒーローなのではないだろうか。

 

ご紹介可能な有効期限

2017年12月31日

より詳細な情報をご希望の方は、下記メールまでお問い合わせください。

info@abungakukai.com   A文学会 ( 国内企画担当 )
〒105-0013 東京都港区浜松町2-2-15 2F
TEL 050-3414-4568(IP電話・FAX)

 

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