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エージェント・作品紹介

新着 企画要項【企画要項】
 出版社、編集者の方へ
  ―当会プロデューサーが紹介可能な作品― 
  著者名  榎並 えなみ   掬水 きくみ さん(男性)

 タイトル 『短編ずいひつ集 老々讃歌』
  ジャンル エッセイ(短編集)(400字詰め原稿用紙330枚)

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作者プロフィール

著書
2009年 『随筆集 移ろいのなかで』 星雲社より発行
2011年 『ずいひつ神髄』 北の杜編集工房より刊行

賞暦
第1回   コスモス文学シニア文学賞受賞
第6回   日本詩歌句随筆大賞受賞
第11回 日本文芸アカデミー大賞受賞
第59回 日本随筆家協会賞受賞

移ろいのなかで ずいひつ

梗概書

老い身辺の日常的なあれこれを素材に採りあげてゆき、それらの奥にきらりと光るものを見出しながら、日々の感動や感謝、暮らしのうえでの糧ともなるよう、紐解いてゆきます。

第1章<四季>(4編)心に映じてくる春夏秋冬折々の心象風景を、つぶさに描き上げます
第2章<つれづれに>(8編)身近に起こるさまざまな出来事を通じて、老い身辺の様子や心模様を解き明かします
第3章<自然と人生>(10編)とくに自然と人生に事を寄せて、日頃の感動や感謝の念を述懐します
第4章<老耄の日々>(8編)老いゆく日々を、さまざまな位置や視角から捕捉してゆきます

ここからの2章は、エッセイを書く人たちとともに歩みます。
第5章<筆意雑録>(4編)エッセイに差し向かう筆意のほどを、いろいろな角度から掘り起こし、思いの丈、表現してゆきます。
第6章<結びにかえて>エッセイを書くうえでの基本的な心得を、大きく4点に絞り込んで、私論を展開します
※以上、エッセイを読む人たちばかりでなく、書く人たちにも大いに役立つよう、作品の内容と構成において、双方向性を目指して編み上げました。

企画の意図

(1)老いてのちに初めて気がつく、身の自由さ、心の真の豊かさといったものが存在します。老い身近を取り巻く日常の、ささやかなあれこれに迫り、さまざまな気づきとか小発見とかを見出しつつ、日々の感動、感謝ひいては暮らしの糧を、読者たちと共有してゆきたいと思います。

(2)短編集にすることによって、ちょっとした短い時間に、気軽に手にとって読み進めることができる、そういう一冊でありたい、と考えます。

(3)読む人ばかりでなく、書く楽しみをもった人たちの作品づくりも視野に入れて、エッセイ文学の実相を読み書き双方から把握し俯瞰することができる、先進的な内容と構成とにチャレンジしました。

読者ターゲット

超高齢化社会を迎えるなか、後年における心の豊かさと再活性化を求めて生き抜いている、あまたの壮年・老年の人たちの、心の慰めと励ましの一冊となれば、と願っています。

A文学会から一言

『迎春』と題された冒頭の作品の末尾の、「とまれ、時は容赦なく流れて、私は喜寿の春を迎えた」との一行が示すように、本作は七十歳代の男性が書いた随筆集です。

それなのに、と申し上げるのも失礼な話ですが、「随筆とは自分が何を知っているか、確認するために書く文章ではない」というシンプルで厳しい事実が、いずれの作品からも鮮やかに伝わり、驚くほどです。わんわんとうるさい蝉しぐれや、ふくよかな雪柳など、相対した題材との関係性がすべての、誠実で端正な姿勢は、文章教室で教本として使用できるのではないかと思えるほどです。
夫人の負傷と、それに伴う家庭の雑事の対応を描いた、『破られた日常』という作品があります。著者は、読み手の突っ込みを恐れず、家事に対するよちよち歩きぶりを披歴し、作品の末尾ではギプスゆえ身体のきかない夫人の入浴介助に挑戦しています。当然のことながらともに裸体で、けがのないよう沈まないよう、おっかなびっくり支え支えられの熟年夫婦の姿には、申し訳ないながらも笑みがこぼれてしまいます。

少子高齢化による社会の激変がすぐそこまできていると言われ、働き手の確保にも苦労するであろう暗い未来ばかりが取りざたされていますが、なんの、ここに肥沃で豊饒な人的資源があるではないか、そう希望を持たせてくれる作品です。すぐれた物語の書き手は随筆もうまいと言われていますが、その逆はどうなのだろう。著者の手になるロードノベルなど、読んでみたいではないか。そんな思いを抱きました。

ご紹介可能な有効期限

2017年12月31日

より詳細な情報をご希望の方は、下記メールまでお問い合わせください。

info@abungakukai.com   A文学会 ( 国内企画担当 )
〒105-0013 東京都港区浜松町2-2-15-2F
TEL 050-3414-4568(IP電話・FAX)

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